File No.033不思議な日本語のスパイウェア

今回の「販売ブツ」は、決して楽しいとは言えませんが、まさに「嘲笑」するにふさわしいブツです。


それはとある寒い冬の日の夜のコトでございました。
いつものようにインターネットを楽しんでおりましたら、いきなりこんなアラートが出て参りました。
ちょっとした気まぐれで、おとなの世界を彷徨ってる最中でしたので、正直ビックラこきました。





プライバシーを侵入するのがたぶん分からないので、お仕事とご結婚が危険みたいです。
おお、これは大変でございます。
ご結婚は別として、お仕事が危険なのは困りますです。
無料でパソコンをスキャンしてくれる「DriveCleaner」をインストールするのが「推奨」みたいです。
………って、だれが「推奨」しておるのでございましょうか。
とりあえず、「OK」ボタンを震えながらダブルクリックしました。

すると、これまた不思議な画面のご登場です。





MacになぜかWindows XPのウインドーが開きまして、853もの危険なファイルが検出されてしまいました。
ああ、恐ろしいではございませんか。
思わず右上の「×」をクリックしてウインドーを閉じようとしたのですが、危険なファイルのせいなのか、全然閉じません。

仕方なく「はい」をクリックしてみたのですが、結局なんのアクションも起きませんので、853もの危険なファイルが検出されたのにも関わらず、もう一度「無料スキャン」をクリックいたしました。
すると今度は、





こんなウインドーが開きましたので、「実行」いたしました。
なんかテキトーにダウンロードしておるみたいです。
するとこれまた新しい画面が開きました。





なんかよくわからないコトを語っておいでです。





あなたは保護されていません。どういう証拠を保存しますか? インストール済みファイルの正体がわかりません。今に見つかります。

なんかよくわからないコトを語っておいでです。





本当に日本語の使い方が革新的に不安定な文章の目白押し。
ワケがわからないままクリックしたら、





支払いのデータを入力する画面が出て参りました。
支払い手段の項が文字化けしておりますが、これはMac特有の現象なのか、それとも853もの危険なファイルが検出されてしまったせいなのか、よくわかりません。
4900円の支払いで「DriveCleaner」が入手できるみたいですが、問題はクレジットカード情報です。







「安全購入」という表現も、なんとなく日本離れしていますが、認証時間が約2分って、かかりすぎじゃないでしょうか。

な〜んて考える必要はございません。
これは「フィッシング詐欺」として超有名なスパイウェアです。
Windowsマシンにしか影響を与えないので、こうしてレポートさせていただいておりますが、あまりにも表示されている文章が陳腐なので、今さらながらのご紹介です。

さて、ぼくのiMacに登場したスパイウェアはこれが2回目。(記念すべき第一弾はこちら
一体どれくらいの人がお仕事とご結婚が危険だと信じて、クレジットカード情報を入力してしまうのでしょうか。
…………それにしてもこの不思議な言い回しの数々、やはり中国製でしょうかねぇ。


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